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ブログ

2007.12.28

『現役引退』

 
 『 倉野信次は、今シーズンをもちましてプロ野球選手を、現役を引退します。 』

ボクにとって『夢の世界』やった。

物心ついたときには、野球を始めていて、その頃からプロ野球選手になることが『夢』になった。
夢であり、目標でもあったから一生懸命自分なりに努力できたと思う。

入りたくても入れない夢のような世界で、プロ野球選手になれたというのは正直自分でも驚いとるし、当然練習もいっぱいしてあらゆる努力もしてきたけど、出会えた周りの人や環境、運に恵まれていたから、こんなボクでもプロの選手になれたと思うんさ。

トライアウトを受ける前に、日本の12球団全部がボクを必要としなくなったときがボクの夢であったプロ野球選手としての最後にしようと決めた。
結果、オファーがなく、これが今の実力だからその評価は納得しとる。
だけど、このまま全てを賭けてやってきた野球を辞めてしまってもいいのか?と悩み、故障もなく体もまだまだバリバリ動くから海外でもプレーできるならと思ったけど、冷静に真剣に考え、正直今の自分に今までのような『確固たる自信』はないし、何より、日本のプロを目指して突っ走ってきたボクに海外でも絶対活躍するんだという『高い志』がないことに気付いた。
ハッキリ言って、今の自分は自己満足するためだけに野球を続けようとしとるな、と。

小さい頃からの夢であった日本のプロ野球選手になることは叶ったし、その中で少しは「いい思い」もできたし、そしてこれ以上日本でプレーできないのであれば、ここがボクの辞めるとき、引退するときだと踏ん切りがついた!

このままズルズルと未練だけのためにプレーして、色んなものを犠牲にしてしまうのは、ボクのためにも家族のためにも絶対良くない。

カッコイイか悪いかわからないけど、ボクなりに「引き際をキレイに」最後はスッキリと潔く辞めます。

実を言うと、シーズン最終戦(二軍戦)は「もしかしたらプロの公式戦はコレが最後になるかも」と思ってたから、最後は思い切り投げてやろう!と覚悟を決めて思う存分投げれたし、2回目のトライアウトではプロに入って2回目ぐらいで両親を球場に呼んだんさ。

最後になるかもしれないプロ野球選手としてのユニホーム姿、投げる姿を見てもらいたかったから。

一つだけ心残りがあるとすれば、娘にもう少し活躍する姿を見せたかったことかな。
その願いは将来のマスターズリーグで叶えられたらと(笑)。

今まで応援してくださったファンのみなさん、周りで支えてくださった方々にはもっともっと活躍して喜んでほしかったし、いい思いもしてもらいたかったので本当に申し訳なかったですけど、ボクは感謝の気持ちでいっぱいです。

 『 たくさんの応援、たくさんの声援、たくさんの力、たくさんの勇気、そしてたくさんの気持ち、本当に本当にありがとうございました!! 』

これで『 倉野信次の夢の世界 』はひとまず終わりになるけど、ボクの第二の人生、また応援してくれたらうれしいです(笑)。
ボクもこれからみなさんの役に少しでも立てたらなと思っとるんさ(笑)。

これからの事は、福岡で仕事することは決めているけど、まだ発表する段階には至ってないから報告することができません。1月中旬ぐらいには決まるかな?

この「ひとりごと」も続けていくつもりなので、これからもよろしくネ(笑)。

では、またっ!(笑)。。

2007.12.25

49年会&慰労会 (2)

その会は、田之上さんとボクのためのものやったから、ボクも何かしてみんなに盛り上がってほしいなぁと考えとった。

ちょっと前にまーくん(馬原)が、『 芸人の「たむけん」を見るとクラノさんとカブるんですよねぇ〜(笑) 』なんて言っとったから、

 『 そうかぁ〜、似とるんかぁ〜、コレは使えるなぁ(笑) 』

とずっとこのネタを温めとったんさ(笑)。
そしてついに使う時がやってきたな!と。

まず会場の焼き肉屋(もちろん個室)に入る前に、幹事のシノ(篠原)に電話して、

 『 先輩も待たして悪いけど、みんな揃ってから最後に登場させて(笑) 』

と。

そして店のトイレで髪型、サングラスをセットして、部屋の前まで来て、ドアを開ける瞬間、上半身裸になったんさ(笑)(脱ぎやすい服で来てます)。

そのまま『真顔』で何も言葉を発することなく入ったった。
ボクに気付いたみんなは、
  
 『 ・・・・・!!!!!!!・・・・・・ 』

無視!!!ボクがまたサムイことやってると、見て見ぬフリ!!!

でもそれに耐えかねた神内が笑ってしまうと、一同大爆笑!!!

してやったりやね(笑)。

記念撮影もバッチリとって、大盛り上がりの会やったんさ。

ボクも最後に決めれて良かったわぁ(笑)。

それにしてもホントいい仲間に恵まれたと思う。感謝でいっぱい!ありがとう!!

PS・・・ボクのたむけん写真がどっかで流出してるかもネ(笑)。。

 < みなさんも気にしてくれてる今後の進路の報告はもう少し待っててくださいネ。心配かけてすみません。 >

2007.12.23

49年会&慰労会 (1)

ホークスではボクの年の同級生の選手とスタッフが集まり、『 49年会・・ホークスバージョン 』が毎年のように開かれるんさ。

ボクらの年はみんな仲が良くて、こうして集まってくれる。
49年会も懐かしい思い出がたくさんあった。

初めて開いたルーキーの時、飲みすぎて記憶を失くし、みんながシメのラーメンを食べてたのに店の外で寝てたり、気がついたら自分の部屋のトイレで全裸で寝てたり(今思えばかなりプロ失格の行動やったけど、若かったということで許して(笑))、また井口の送別会も兼ねての会では、某選手が酔っ払いすぎてお店のトイレのドアノブを破壊してしまったり、数々の伝説?が残っとるんさ(笑)。

そんな49年会も、今回はボクのホークス退団ということでみんなが集まってくれた。
複雑な気持ちだったけど、やっぱりみんなの気持ちがホントにうれしかった!

ボクも感謝の気持ちでいっぱいで、いつもより張り切って飲んでしまったんさ(笑)。
でも記憶はなくしてないけどネ(笑)。

その3日後に今度は、ピッチャーのみんなが中心となって、田之上さんのお疲れ様会とボクのために慰労会なるものを開いてくれたんさ。。(つづく)

2007.12.12

ついに『おせち料理』完成!!

今はリフレッシュの毎日。
これから先のことは少しずつ進んでいるけどまだ正式に決まってないので、また後日報告します。

ところで突然話は変わるけど、この度、『ボク』と実家のお店『倉野屋』が厳選して『 おせち料理 』をつくりインターネット販売することになったんさ(笑)。

初めての試みだったんで、ちょっとバタバタして短い販売期間になってしまったけど、無事に販売できることになって良かった(笑)。

あいさつ文の方には、ボクもお礼の意味を込めて自分の字で書く部分もあるし、こういう企画は僕も楽しい(笑)。
これからもどんどんやっていきたいネ。

記念すべき一回目なんで、自分のだけどボクも早速注文するつもりなんさ(笑)。。

  『 明日!13日、ボクのホームページ上に公開されます!! 』

よろしくお願いします(笑)!

2007.12.05

トライアウトに挑戦して・・・

10月5日に戦力外通告を受けて、トライアウトに挑戦し他球団との契約を目指して、すぐに練習に取りかかった一ヶ月。
この期間は本当に長く感じたし、正直精神的にもキツかった・・・野球がやりたい、もう一度勝負したいという想いが強くなればなるほど、精神的にキツくなっていった。

トライアウトまでは、考えられる全ての準備をしていって後悔だけはしたくないと。
かなり自分自身、妥協せずにストイックに追い込んでいたと思う。それがいいか、悪いかは別にして。

自分はそうしたかったから。

何か変えたくて、願掛けのようなつもりで今年初めて禁酒をトライアウト終了までやってみた。
普段から、食事をよりおいしく感じるために、少しのお酒を飲んでいたけど、それを断ってしまったばかりに食欲までも少しなくなってしまい、痩せてしまった・・・(苦笑)
結果的には禁酒はやめておけばよかったと途中でも思ったけど、一度決めたらやり通さないと気がすまないタイプなんで(笑)。

そんなこんなで、トライアウト1回目。思うようなピッチングが出来なくて、悔しかったけど、これも実力の内だと思ったし、全力でやれたことに悔いはなかった。
終わってからすぐに、携帯電話と『にらめっこ』の日々。連絡は携帯にかかってくるから。

結局1回目に声がかかることはなく、獲得球団も現れてはくれず、27日のナゴヤ球場で2回目のトライアウトに挑戦することになった。
正直ここまでくると、厳しい状況だし、辞めなきゃいけないことも頭にちらついてくる。
それでも、完全に可能性がゼロになるまでは諦めずに挑戦しようと思っていたから、それからも妥協せずに最後まで準備できた。

2回目のトライアウトは、今の自分のピッチングは出来たと思う。

ちょっとスッキリした(笑)。

そしてまた携帯とのにらめっこの日々。一応可能性は低いかもしれないけど、1週間までは待ってみようと。
それが自分なりのケジメだったから。

そして1週間が過ぎ、これで来年のプレーが不可能になった。

終わってみて振り返ると、希望があって気持ちにハリがあったし、すごくツライ気持ちも味わったし、こういう時に支えてくれた人たちに心から感謝したし、最後まで期待してくれ、応援してくれたファンのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいだった。
正直落ち込んでいた時もあって、それでも周りには心配かけたくなかったから、強がって話したりもしたけど、それさえもキツく感じてきて誰とも連絡を取りたくなかった時期もあった。

本当に『身も心も削られた』感じがした。

でもこのツライ時期にも、終わってからも思っていたことだけど、このトライアウトに挑戦していろんな感情や揺れ動いていった心境を経験できて本当に良かったと心から思える。これは自分のこれからの人生で絶対必要なことだったと思う。

すごく大事なことは、自分の目標に可能性が少しでもあるかぎり、諦めることなく全力で立ち向かうこと。逃げ出したいぐらいの時でも、逃げずに全力で立ち向かっていくこと。
結果はいろんな要因が重なってくるから、自分の力だけではどうすることもできないことがあるし、結果はどうなるかわからないけど、それに対してどうやれたかということが一番大事なんじゃないかなと思った。

だからボクはよくやった(笑)。

これから先のことはまだ決まってないけど、近いうちにまた報告させてもらいます。

ちょっとの間、身も心も休養しようと思う(笑)。。

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