倉野信次公式Webサイト

最終戦といっても、二軍の試合やけど。

一軍は今が本当に正念場の厳しい試合の真っ只中。
二軍は今日が公式戦の最終戦となったんさ。

しかし、今日の試合は一軍に負けず劣らずといっていいぐらいの、スゴイ雰囲気の中での試合やった。
もちろん一軍の雰囲気とは比べ物にならないけど、二軍戦では今季一番「シビレルゲーム」やったことは間違いない。

というのは、まず阪神が最終戦のこの試合に勝って、中日が後日行われる最終戦のオリックスに負ければ、阪神の優勝が決まる、負ければ中日の優勝が決まるという、残り一試合ずつでどちらにも優勝の可能性がある大変な状況。
それに加え、阪神一筋１５年の『秀太』選手の引退試合ということで、甲子園での試合開催になり、その秀太選手のためにたくさんのファンの方が見に来てくださったので、二軍とは思えない観客数と盛り上がりを見せたんさ。

我がホークスは優勝とは関係なかったけど、優勝のカギを握るということで、こっちも普段とは違い、勝ちにこだわっていかないと両チームにとって失礼やからね。
そして・・・今日は投打がかみ合い、５対３で勝ち、その瞬間中日のウエスタンリーグ優勝が決まったんさ。

今日の試合は最後まで緊迫した、素晴らしい試合で、こうやって二軍でも一軍により近い雰囲気の中で試合が出来たことは、阪神さんや球場に来てくださったファンのみなさんのおかげだと思うし、そのおかげで二軍選手にとっては本当にいい経験をさせてもらったと感謝しています。

そして試合後には秀太選手の引退セレモニーがあり、胴上げの後、選手に促されながらもアドリブで、ベースランニングして、ホームでヘッドスライディングという俊足、好守が特徴の選手らしい素晴らしいフィナーレやった。

今日でホークスの二軍公式戦は終了したけど、これからもまだ一軍の大事な試合があるし、二軍のみんなは日々の鍛錬でこれから先の成長に向けて一日たりとも、気が抜けない日々を過ごすことになる。
来月には早速１２球団が宮崎に集まり、「フェニックスリーグ」が開催され、実戦経験を積むことになるし、ボクも選手育成という視点でこれからもたくさんのことを考えていかなければならないんさ。

う〜ん・・・色んなアイデアが浮かんできとる。
楽しみになってきたネ。。