倉野信次公式Webサイト

昨日はヤフードームで一軍の試合前に、二軍の練習試合が行われたんさ。

以前に日記でも書いたように、たまにこうやって「親子ゲーム」が行われるんやけど、選手にとっては絶好の「アピール」のチャンス
なぜかというと、一軍の首脳陣が直接選手をチェックするからね。
もちろん二軍選手の情報は逐一報告はしとるんやけど、やっぱり「百聞は一見にしかず」っていうこと。
ここでアピールできるかどうかは、選手にとって大きな意味がある。

ボクも選手時代に、親子ゲームのときの登板はいつもより当然気合が入る。
それでその気合が空回りしてしまったり、力が入り過ぎて自分の力が出せなかったりしたこともある。
でも、そういういつもと違うプレッシャーを感じながらも、自分のメンタルをコントロール（自己コントロール）して結果を出せないといけない。
それが出来ないと、なかなか一軍には上がれないし、一軍で活躍できないからネ。

いい印象が悪くなるのは簡単やけど、悪い印象を良くするのにはやっぱり時間がかかる。
時間がかかるからこそ、一つ一つ積み重ねるしかないし、またそれがいい印象に変わったときは、以前にも増して「頼もしく」思える。
だからもし今悪かったとしても、気持ちを切らさず、頑張ってほしい。
自分の弱点としっかりと向き合い、目を逸らさず、立ち向かっていけば、絶対良くなるとボクは信じとるから。

今二軍にいる選手は少なくとも、今の一軍選手に劣っているからそこにいるわけで、でも「絶対負けない」、「いつか追い抜いてやる」という気持ちがあるかどうかで、全然変わってくる。
そういう選手は、普段の練習の取り組む姿勢に表れているのが分かる。

ちょっと話しは逸れてしまったけど、親子ゲームでの試合は、マウンドに送り出すボクの方もいつも以上にちょっと力が入るし、いいピッチングが出来たときは本当にうれしいんさ（笑）。
それで昨日の試合はいい印象を与えた選手も多いんじゃないかなぁ？