倉野信次公式Webサイト

今日、王監督が今季限りで監督を辞任すると会見があった。

ボクはプロの世界に入って、王監督しか知らないし、王監督でなかったらもっと早く現役引退していたと思うし、一軍で活躍できたボクも、今のボクもなかったと思う。
今日聞いたときはもう衝撃すぎて、心にポッカリ穴が開いた感じがした。

ボクがホークスにドラフト４位で指名され、入団発表のパーティーでボクが挨拶で、

『　ホークスの２０年連続Ｂクラスを僕が止めたいと思います！　』

と威勢よく発言して、監督が微笑んでくれたことを思い出す。
そんな弱小チームを引っ張り、常勝球団となり、パリーグ一の人気球団となったのは間違いなく『王監督』の元に選手が集まり、育ったおかげだと断言できる。

今になってももっと力になりたかったなと思うし、この立場になっても何か少しでも力になれたことはもっとあったんじゃないかと自分自身情けなく思う。

本当にボクは監督の人間性が大好きだったし、本当に感謝している。

ボクの野球少年時代からの夢のような『王監督』の元でプレーできたこと、選手時代にたくさん怒られたり、励ましてくれたり、喜んでくれたり、たくさんの思い出は、ボクの一生の宝物です。

本当に感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。

監督にとって明日はホークスのホームゲーム最後の試合になると思う。
強いホークスらしい戦いを期待して、結果はどうであれ思い切ったプレーが見たい。
ボクも明日は目に焼き付けて、また監督の笑顔を見たいと思う。

『　感謝　』