4月16日に宮崎で阪神二軍戦に先発する予定だったのですが、前日に雨で試合中止になり、その日先発予定だったヒデ(高橋秀)がスライド登板となったので、僕は中継ぎに回りました。もうこれで今年4回目の先発流れです!
もうこの際、これだけ流れたのだから、「流れに乗る」「流れが来ている」と自分で勝手に思い込むことにしました。そして久びさに中継ぎで2イニング投げました。いつもの先発のリズムでなく、少しマウンドに上がるまでの準備の仕方が違ったので、体の切れ、球の切れ、共に欠いてしまいました。
今まで何度も経験してきているのに、情けないなと内心思っていましたが、こんな調子でも抑えてこそ投手としての価値があると思って、集中力を高めて、低めへの強い意識と腕の振りを意識して投げました。
先頭打者をいきなりデッドボールで出し、盗塁を決められ苦しい立ち上がりでしたが、なんとか0点で切り抜け、次の回も三者凡退でなんとかノーヒットに抑えることができましたが、紙一重の内容だったので、次はもっと気を引き締め、同じ事をくり返さないようにと思いました。
3日後の19日に、もう一度中継ぎ2イニング投げました。この日は、前回の反省があったので、コンディションに気を付けることと、1球目から強い気持ちと強い意識を持って思い切り投げることを心掛けました。球の切れもあったので2回パーフェクト3三振といいピッチングが出来ました。
雨で流れたために、回ってきた中継ぎは、僕にとっていい経験となりました。
「流れが来ている!」
強い気持ちと強い意識…打者に対しての強い気持ちと投げる球への強い意識。今の僕のマウンドでの座右の銘みたいなもんです。