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 アーカイブ 2007.10

 2007.10.10

敗退・・・

クライマックスシリーズでの敗退が決まった・・・

何も出来なかった自分。今はチームの一員ですらないような自分。
ただただ、残念で悔しい。

今年こそは、チームの力になって、王監督を胴上げして、恩返ししたかった。

ボクはこれから他の球団で野球を続けられるか分からないけど、今、願うのは、他の球団でプレーできて、また強いホークスと対戦したい。素晴らしいチームメイトと真剣勝負がしたい。

ボクの愛着のある『ホークス』。

これからもっと「強く」て「魅力のある」チームになっていって欲しいと想う。。

 2007.10.08

始動!

チームが一年の全てをかけて挑んでるクライマックスシリーズに参加できないという自分に正直、実感がない感じがする。

ボクの想いは『強いホークスであってほしい』。

戦力外通告を受けて、少し悩んだ。
自分にもう一度野球に対する気持ちを問いただしてみた。

小さい頃から、『将来の夢はプロ野球選手になること』に突っ走ってきた。その夢であった世界に入れて、うれしかったこと、辛かったこと、悔しかったこと、感動したこと、色んなことを経験できた。

野球を始めた時から、プロ野球選手になること、プロ野球で活躍することに生活の全てをかけてきたボクの野球人生をこのまま終えてしまっていいのか?

決断した!

このまま第二の人生に踏み出したら、きっと『もしかしたらもう少しできたのかもしれない』と後悔するに違いない。
何より、もう一度あの大観衆の中のシビれるマウンドに立ちたい!
そしてみんなと一緒に喜び、悔しがり、充実感のある毎日を過ごしたい!
だったら、これからチャレンジして自分の後悔のないようにしようと。

この世界、入りたいから入れる世界ではないし、やりたくてもやれない世界でもある。
だからどこもがボクを必要としなかった時が、ボクの全てをかけてきた野球の最後にすることにした。

格好良くも悪くも、これが『 ボクの野球人生 』。

そうと決めたら、やる事は唯一つ!

「トライアウトに合格すること!」

一ヵ月後に行われるトライアウトに向けて、「心技体」全てにおいて最高の準備をしていこうと思う。
戦力外になった翌日からもう「始動」せずにはいられなかった!

この一ヶ月に勝負を賭ける! 

自分の決断に悔いはない!!

 2007.10.06

『ボクの考え「不安と緊張」』

ボクはプロの世界に入り7年もの間、期待されながらも1軍と2軍を行ったり来たりして1年間を通して活躍できないでいた。 [ 続きを読む ]

戦力外通告

前日にマネージャーから「明日13時30分に○○ホテルに行ってほしい」と電話があり、その時点で「何か」はこの世界にいれば分かることだった。

朝になり、ホークス最後の日はビシッと気持ちよく決めたかったから、車の洗車に行き、「ピカピカの車」で、頂いたお気に入りで宝物の「一張羅のスーツ」を身にまとい、生え揃えていたアゴヒゲもきれいに剃り、スッキリとした気分でホテルに向かった。

いつかはこんな日が来てしまうと分かってた。
それが今年になってしまうことも覚悟をしてた。

でも、やっぱりいくら覚悟をしてたとはいえ、実際に現実として通告された時は、正直胸が張り裂けそうになった。

ボクは自分のことだから納得はしてても、周りで支えてくれている家族や知人、ファンのみなさんに報告することが何より、本当に辛かった・・・

前回の「ひとりごと」で、ドラフトの話題を取り上げたけど、このプロ野球の世界、1チームの選手数の上限が決まってるから、入ってくる選手がいれば、それだけ去らなければいけない選手がいる。
そういう厳しい世界と分かって、飛び込んで、チャレンジしてきた。

だから今回ボクが戦力外になったことは、納得している。
頭では納得してても、やっぱり寂しい思いはあるなぁ。

でも、ボクがこの11年間でやってきたことに悔いはない!
たくさん失敗もしてきたけど、その時その時に、一生懸命ベストを尽くしてきたから!

ちょっとこの日記読んでると、凄く落ち込んでいるように感じるかもしれないけど、当の本人はもう気持ちの整理もつき、次に向けて更なる目標に向けてモチベーションが高ぶっているので、その辺は安心してください(笑)。

次の目標はまた後日お話させてもらうとして、それより、今は感謝の気持ちでいっぱいなんさ。

ここまで11年間ホークスでプレーさせてもらえたのも、王監督のおかげと心の底から感謝しているし、ボクを入団させてくれ、今までお世話になったダイエー、ソフトバンク両球団のフロントのみなさん、コーチの方々、素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフに本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

どんなときも支えてくれ、助けてくれた家族、知人、友人、先輩方、本当に感謝してます!

そして、いつまでも「熱く」「温かく」応援してくれたファンのみなさん、期待に応えられなくて申し訳ありませんでした。でも本当に応援うれしかったです。ありがとうございました!

 『 ホークスでの11年間は、最高に幸せやった!! 』

本当に本当にありがとうございました(笑)!!!

 2007.10.03

ドラフト

今日は高校生のドラフトが行われた。
今年は、10年に1人の逸材がいたから、注目度も高かったと思う。
ボクも球場でみんなとテレビを見てたんやけど、やっぱり気になるもんねぇ(笑)。
テレビを見てて思ったんやけど、抽選の時、封筒を開けてもらって、一斉にそれぞれが中の紙を見るんやけど、中の紙を取り出すスピードが違うから、見る前に他が「当たり」を引いてて、決まってるときが多いように思う・・・
それだったら、全員が紙を取り出すまで待って、一斉に中を見る方が、テレビの前で見てる人には盛り上がるんじゃないかと思ったんさ(笑)。
みんなもそう思わなかった?(たぶん次はテレビ局の誰かが気付いて改善されるでしょう・・・(笑))

まあでも、当事者としてはこの日に自分の次の「道」が決まるんやから、並大抵の日じゃないよ。
ボクもドラフトされた時のことを思い出したわぁ。

その年、ボクの母校「青山学院大学」から、4人がプロに入ることになった。
井口(現フィリーズ)、清水(現中日)、澤崎(現広島ピッチングコーチ)と凄いメンバーの中にボクも入ってたんやけど、4人同じ大学からドラフトされるのは珍しいこと。長いドラフトの歴史でも4人以上の指名は数回しかない。
でもボクらのもっと凄い事実があって、当時の青学の4年生部員は8人!その内の4人が指名され、ドラフト1位が3人(ボクが4位)、4年生のピッチャーは、ボクと澤崎の2人やったから、なんと10割の確率!!
これって結構知られざる脅威の記録!?(笑)。

と、まあちょっと話が逸れてしまったけど、やっぱりボクも当日は緊張したなぁ(笑)。
他の3人は逆指名で決まってたから、涼しい顔しとったけど、ボクは一応ドラフトにかけるという言葉は頂いてたものの、当日に状況が変わって指名されなかった選手をそれまでに見てきてたから、もう不安で不安で・・・
それで、1位指名が終わってから、待つ事2時間あまり・・・

 『 福岡ダイエー 4位 倉野信次 』

メチャクチャうれしかったねぇ。
他の3人もすごく喜んでくれて。今までの何よりうれしい1日やった!(笑)。

今日プロの世界に入ることができるようになった高校生には、『これから夢の世界、レベルの差を痛感したり、挫折することがあると思うけど、一握りしか入ることの出来ない世界にせっかく入れたのだから、いつまでもあきらめず、頑張って踏ん張って、一軍の素晴らしい雰囲気での野球を経験してもらいたい。そして、目標や夢に向かって突き進んでほしい!』と言いたい。

そして、プロ野球をどんどん盛り上げていってもらいたいと思うんさ(笑)。

ボクも頑張ろう!

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